新潟県の最北の城下町・村上は、「鮭・酒・人情」と言われる町です。塩引き鮭の吊るされた町屋が並ぶ通りを歩きながら、〆張鶴と大洋盛、ふたつの銘酒の蔵元を訪ねる。
半日あれば歩いて回れる、酒好きのための村上さんぽを紹介します。所要時間は目安です。見学の受け入れ状況や営業時間は変わることがあるので、訪問前に必ず各公式サイトでご確認ください。
村上の酒がうまい理由
村上は三面川の鮭で知られる城下町。冬は雪と寒風に閉ざされる寒冷な気候が、じっくり低温で発酵させる酒造りに向いています。
町なかには〆張鶴の宮尾酒造と、大洋盛の大洋酒造というふたつの蔵元があり、どちらも村上の食文化——特に塩引き鮭をはじめとする鮭料理——と一緒に育ってきた食中酒です。
宮尾酒造 — 「〆張鶴」の蔵
宮尾酒造は文政2年(1819年)創業。代表銘柄「〆張鶴」は、すっきりとした辛口の中に品のある旨味を持ち、全国にファンの多い銘酒です。
蔵見学は通年受け付けています(要事前確認)。村上駅からは徒歩25分ほどと少し歩くので、駅からタクシーを使うか、町なか散策と組み合わせて向かうのがおすすめです。
大洋酒造 — 「大洋盛」の蔵
大洋酒造は「大洋盛」の蔵元。こちらも通年で見学を受け付けています(年末年始を除く・要事前確認)。宮尾酒造からは歩いて回れる距離にあり、ふたつの蔵をはしごして飲み比べの目星をつけるのが村上ならではの楽しみ方です。
買うなら「酒のかどや」
蔵を見たあとは、地元の専門店へ。酒のかどやは村上の地酒に強い酒販店で、定休日は元日のみ。〆張鶴・大洋盛はもちろん、村上の食に合う一本を相談しながら選べます。
あわせて歩きたい、鮭と黒塀の町
村上に来たなら、軒先に塩引き鮭を吊るす町屋の風景と、黒塀の続く小路の散策もぜひ。塩引き鮭を肴に〆張鶴を飲めば、この町の酒がなぜこの味なのか、きっと腑に落ちます。
下越エリアの他の蔵は「下越の酒蔵一覧」から。日帰り蔵巡りの計画には「日帰りでいける新潟の酒蔵見学」もどうぞ。
この記事の蔵・早見表
| 蔵 | 代表銘柄 | 詳細 |
|---|---|---|
| 宮尾酒造 | 〆張鶴 | 情報・地図 |
| 大洋酒造 | 大洋盛 | 情報・地図 |
見学の受け入れ状況は変わることがあります。各蔵のページから公式サイトの最新情報をご確認ください。